[演劇]劇団東京ヴォードヴィルショー 花組エキスプレス
『あほんだらすけ20―笑いのオリンピック―』

劇団東京ヴォードヴィルショーの劇団員・山口良一やたかはし等らの劇団内ユニットによるオムニバスコメディショー、『あほんだらすけ20―笑いのオリンピック―』の24日(火)19:00の回を観ました。「あほんだらすけ」は毎年ザ・スズナリで公演が行われ、今年で20回目を迎えます。
劇場に入ると、客入れの時間からすでに出演者が舞台で歌謡曲を熱唱してました。その斬新さに関心したものの、熱唱のせいで、客席整備のスタッフの声をお客さんが聞き取れなくて、出入り口付近は開演直前まで常に混雑状態。出入り口付近に座った私は終始落ち着けず…。「サービス精神あふれる余興」と「スムーズな誘導」のどちらが本当に必要なのか、もうちょっと配慮が欲しかったです。
客席前方には常連と思われる方が数名いて、山口良一が着物+カツラで登場し、歌を唄うだけで大爆笑という、稀有な場面に遭遇しました。TBS「噂の!東京マガジン」では決して見られないキラキラした山口良一が見られますよ。…正直、少し引いてしまいました。この調子で2時間は初心者にはツライかもなぁとテンションが下がり気味。
そんな感じで観たため、前半は楽しむ余裕がありませんでした。ごめんなさい、ついつい冷ややかな目で観てしまいました。何のために観に来たのか、分からなくなったりもしましたが、そんな中、お気に入りの役者さんを見つけました。まいど豊です。彼はどんなに二枚目な役を演じても胡散臭さが出ちゃう役者です。それがとても魅力的。後から調べて分かったのですが、NHK大河ドラマ「新撰組!」で谷三十郎を演じてました。「新撰組!」を観ていた当時、谷三十郎が出てくるのを密かに楽しみにしてことを思い出し、好みって変わらないんだと感慨にふけったり。
中盤から、私のテンションも徐々に持ち直し、観客参加型の「クイズ・大森ヒロシ」では全問正解を狙うなど積極的に参加しました。結局2問しか当りませんでした。四択なのですが、考えても分かりっこない問題ばかりで、直感勝負なのです。全問正解者には大森ヒロシからプレゼントがあるので、ファンにとっては嬉しい企画でしょう。
後半に、比較的長時間の人情モノ時代劇コントがありました。それまでとは一変して「お涙ちょうだい」な雰囲気で、間延びした感がありましたが、それが終わった直後に客いじりをしながらのマジックショーを挟み、客席に緊張感を与えた点は、とても気が利いていて、さすが20年目。培ってきたモノを垣間見た気がします。思い返してみれば、“間の悪いボケ”とか“下手な突っ込み”とかが全くありませんでした。彼らのコメディを演じる技術は類ないモノだったと、気づかされました。
終演後のトークで、「あほんだらすけ」を初めて観るお客さんに手を上げてもらい、その多さに出演者たちは意外だと驚いていました。内容からも感じ取れたけれど、やっぱりターゲットは常連客なんですね。まいど豊という目当ての役者もできたし、劇団の本公演も観てみようと思います。もちろん「あほんだらすけ」も。予想では今回よりも楽しめるはずなので。
hasegawa(d4k internet media)
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劇団東京ヴォードヴィルショー 花組エキスプレス『あほんだらすけ20―笑いのオリンピック―』
2008年6月20日(金)→29日(日)
ザ・スズナリ [MAP]
出演:山口良一/たかはし等/大森ヒロシ/まいど豊/村田一晃/フジワラマドカ/金澤貴子
自由席 前売 3,300円・当日 3,500円
自由席ペア 前売のみ 6,200円(劇団のみ取扱い)
指定 前売・当日 3,800円(劇団のみ取扱い)
公式サイト
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