[演劇] tea for two『Wブッキング』(下北沢演劇祭 参加作品)
2月12日から2月19日まで小劇場 楽園で公演されていたtea for two『Wブッキング』の観劇レビューです。

あらすじ
編集者の大門桜は、文学新人賞に毎年のように応募している作家・雅と、初めて応募した作家・茜の二人と、喫茶店で待ち合わせをしていた。二人の作家は文学賞の選考結果を聞くつもりで来たが、大門桜が二人を呼び出したのには違う理由があった。二人の小説は最終選考まで残っていたが、小説の中に酷似している部分が多く、盗作疑惑が持ち上がっていたのだ……。
最初から最後まで楽しめたお芝居でした。シチュエーションコメディーなので、三谷幸喜の作品が好きな方は気に入るかも(三谷作品のような派手さはなけど)。ストーリーは出演者3人の会話で展開していくのですが、会話にテンポがあって全く飽きることがありませんでした。要所でインサートされる小説の世界も、ストーリーにメリハリを付けていて効果的だったと思う。
さらに、キャスティングが素晴らしかった。役者3人がみんな役にハマっていて、キャラクターとしても役者としても魅力的。特に、二人の女性作家に板ばさみになって、右往左往する編集者・大門桜を演じた田辺日太さんの演技がまるで「二股がばれた男」のようで面白かった。
ストーリー展開に多少無理があったような気もしなくもないけれど、徐々に明らかになる「盗作疑惑」の真実に見入ってしまいました。それだけに、終盤で話の先が読めてしまったのがすごく残念だった。
全体を通してみれば、丁寧に構成されて書かれた作品なのだと思いました。なにより「上演時間1時間」というのがステキ!tea for twoは「tea for two 1h theater」という括りで、これまでにも1時間程度の芝居の公演を行っているようです。私は2時間も椅子にじっと座っていられないから助かります。良い試みなので、今後も続けて欲しいです。
hasegawa(d4k internet media)
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tea for two 『Wブッキング』
2008年2月12日(火)→19日(火)
小劇場 楽園 [MAP]
作・演出:大根健一
出演:大岡伸次/風間美珠希/國元なつき//樋口浩二/渡邉亜希子/西尾早智子/田辺日太/畠山明子/塚原美穂
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