
小劇場・楽園にて4月15日(火)から公演が始まる、劇団レクラム舎『ユメの火星航路』。出演している石山知佳さんに、レクラム舎の芝居づくりや作品の見所などを伺いました。

石山さんは大学では演劇学科で演技を専攻している学生さんですが、今回はどういった経緯で出演することになったんですか?
――大学の中だけではできることが限られるから、外で芝居をやろうと思ったんです。いろいろ調べてレクラム舎を見つけました。前回公演から稽古を見学や本番の手伝いをさせて頂いて、「じゃあ、今回出てみようか」ということになりました。
数ある劇団の中からレクラム舎を選んだ理由は?
――レクラム舎は30年前から続いている劇団なんです。今は団員数は少ないけど、昔はいっぱいいたらしいです。主宰の鈴木一功さんは昔、蜷川幸雄さんに指導してもらってたそうで、演技に凄く説得力があるんです。人脈もあるんです(笑)。
演出の喜一郎さんはどんな方法で芝居を作りますか?
――「とにかくやれ!」って言って、役者にやらしてみてから「じゃあ、ここはこうしよう。あれはああして」って感じです。
じゃあ、全て稽古場で作り上げるんですね。
――演出プランはもちろんあるけど、まずは自由にやらせてくれます。とりあえず台本を読んで、とりあえず立って、それからって感じです。役者に「できないことを求める」というよりは、役者の持っている味や個性を引き出してくれます。一部の人間でつくるのではなく「皆で芝居を作ろう」という感じです。
プロの劇団では大学で習う以上のことを学べますか?
――大学では小道具は小道具係、衣装は衣装係がやるって決まってるけど、外ではそういうことはなくて、自分たちが持ち寄ってやらなきゃいけない。そこが大学との大きな違いですね。外の現場で芝居をやったことがなかったから、最初は「これも役者がやるの!?」って、すごく戸惑いました。チラシの折込みも今回初めてやったし、前回公演では、ばらし(舞台装置を撤去すること)でインパクトドライバー使いました。プロの方は皆なんでもできるんです。大学にいる自分は「温室育ち」過ぎるんじゃないか? ヤバイなって思いました。大学では仕事ができるスタッフコースに囲まれて、演技コースは演技だけやればいいやってなっちゃうけど、自分でも小道具とかドンドンやらなきゃ! これを読んだ演劇人は怒るかも(笑)。
勉強になりますねぇ。今回の作品についてですが、原作は星新一のショートショートなんですね。
――はい。脚本の小松幹生さんが、すごくいっぱいあるショートショートの中で選んだものは、「愛」にこだわったものなんです。
「愛」? タイトルからは全く読めないですね。
――そうですね。オムニバス形式でいろいろな形の「愛」が観られます。温かいものもあれば、残酷なものや、馬鹿馬鹿しいものもあるので、楽しんでもらえるかと思います。一つ一つの話がリンクする部分もあったり、面白いです。それと、土屋良太さんなどの客演の方々の演技も見所です
オムニバスということは、複数の役を演じるんですね。石山さんの役どころは?
――全部で7話あって、皆そのうち5話くらいは出ます。私は、少女と看護師とウェイトレスと、暴力団の人(笑)。ウェイトレスの役は色気が必要なんだけど、私、色気が出ないんですよ(笑)。みんなに「色気がない!」って言われてます。
初日まで1週間もありませんけど(笑)。
――そうなんですよ~。頑張らないと。色気の研究しなくちゃ。
では、最後に意気込みをどうぞ。
とにかく、舞台の上でちゃんと「生きたい」ですね。面白いものづくりにちゃんと参加できたら良いな。お客さんに楽しんでもらえるように頑張ろうと思うので、ぜひ観に来て下さい!
頑張って下さいね! 今日はどうもありがとうございました!
hasegawa(d4k internet media)
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レクラム舎『ユメの火星航路』
2008年4月15日(火)→22日(火)
小劇場・楽園 [MAP]
原作:星新一 脚本:小松幹生 構成・演出:喜一朗
出演:鈴木一功/松坂わかこ/鶴忠博/西本泰介/市川茂男/天津忠/石山知佳/土屋良太/狩野謙/光永勝典/酒井麻吏
前売 3,500円/当日 3,800円/20歳未満 2,000円/小学生 1,000円/65歳以上 2,500円
公式サイト